東西五術

「命・卜・相・医・山」を、洋の東西を問わずに書いていくBlogです。 占いは専門職なのですが、食と医療は専門職ではないので。 基本的には、おいちゃんが「考えた、感じた、調べた」ものを書きつづっていきます。

食べ物の値段と添加物

先に。
別段、添加物が「すべて悪い」とは、まったく思っていません。
まぁ「どこまで信用できるのか?」なんて話もあろうかとは思いますが、とはいえ、ある程度しっかりした検査も行われてますし。
ただ、一部の添加物について、個人的に「摂取すると後で調子が悪くなる事がある」ので、添加物とは、色々な意味をこめて「うまい事付き合いたいものだなぁ」とか思う感じでございます。

ちなみに。
添加物が入っている場合、私自身は「量と体調」によって、調子の良し悪しが変わってくる感じです。
調子が悪いと「比較的微量と思われる添加物でも気持ち悪くなる」事があり、調子がよいと「少々大目でも大丈夫」だったりします。

で、本題。

恐らく、なのですが。
ものの値段にはすべからく「ある基準」がありまして。
基準を下回ると、途端に「モドキ的な素材の選択」「増量剤等の選択」「味付けを追加する等の選択」といったものが必要であるように思われます。
逆に、ある基準を境に、それより高いものは比較的「素材で勝負」的な毛色が強く見て取れるように思われます。

具体例でたとえば、を出しますと。
粉末出汁、ってものがありますが、これの「ある程度以上お高い」商品は、鰹節粉とか昆布粉とかが書いてあるんですね。
で、もうちょっとお高くなると、成分表ではないのですが「国産!!」とか「本枯節!!」とか、素材の素性の良さをぐぐぐいっとアピールしてきます。
お高い商品にも「添加物が入っている」事はあるのですが、比較的種類も量も控えめであるように感じます。

一方で、比較的廉価ないしそれよりお安いものの成分表は、代表的なところで「調味料(アミノ酸等)」や、それ以外でポピュラーなのがぶどう糖や砂糖などの糖類、食塩、等々が、割と前面に出るように入っております。
アミノ酸は「旨味の元」として有名ですし、甘味は旨味につながるので糖類、塩味もまた基本的な味付けになるので食塩、が入っています。

ちなみに「調味料(アミノ酸等)が入っていないと、"化学調味料無添加"とか"自然の素材で"とか」って売り文句が出てくるのですが。
「じゃぁ鰹節、昆布などだけで作られてるのか」というと、ものによっては「糖類や塩分が少なからず入っている」なんて事もあるので。
別に「それが悪い」とは思いませんが、成分表をチェックする、くらいのことはしてもよいのかなぁ、と思ったりはします。

ちなみに成分表は
・原材料の、使用した重量の高い順番
・添加物の、使用した重量の高い順番
というのが食品表示法での取決めになりますので、その辺も知っておくと、ちょっと便利です。

話をさらに少し広げていきますが。
いわゆる「素材に近いもの」よりも「加工度の高いもの」のほうが、「素材で勝負」から「添加物で摩訶不思議」までの幅が比較的つけやすいようで、色々なものを拝見したり拝見したりします。

些か厳しい見方をすると。「ある程度未満の金額」のものの場合、どうしても「そのままだとお味的にあんまりよろしくも好ましくもない」状態だったりしますと、どうしても「色々と加味して味を調えて」的な添加物も、おのずから増えるのではないかなぁ、と考えられます。

まぁもちろん、添加物の何割かは「保存目的」であり、その辺がないと「十分に食料がいきわたりにくい」とか「鮮度が保てるコストを支払えないと、色々と安全が心配」ってなお話になる……のですが、「ある程度以上お高い」ものは、むしろ「これは腐りやすいのを丁寧に流通させてるからこそ手に入る品質だからとっとと消費してね!!」ってのを差別化に使ってたりする事もあって、色々だなぁ、とか、思うわけでございます。
その辺で想起されるのが、例えば「ロングライフ牛乳(LL牛乳)」。LL牛乳は添加物を使ってるわけではないのですが、「保存させるために一定のコストを支払っている」ものですし、比較対象として「低温殺菌の牛乳」と比較すると、幾分「味を犠牲にしてでも保存性をとった」と言えなくもないもの、になります。

その辺でふと思い出すのが「ヤマザキパンは添加物を使っているからカビないから危険!!」というお話ですね。
一度、googleあたりで「山崎パン カビない理由」といったキーワードで、賛否両論とも調べてみると面白いと思います。
まぁ「保存利かせたいモノを作る時は、殺菌滅菌をがんばりましょう」って事ですね。

話がそれたので、少し添加物のお話に戻しましょう…というか、ざっくりと、まとめを。
添加物の使用の是非については、それぞれのスタンスがあってよいのだろう、と思います。
私個人としては「特に非ではないけど、一定量以上使われると体が拒否る事があるので、どちらかというと添加物が少ないもののほうが、自分の体が楽」ってなところ、でしょうか。
ただ「保存のための添加物」もありますので、それゆえに「一概に完全否定する」ってのも、なかなか(懐事情的に)難しい事も多いのではないかなぁ、とか思ったりはします。

また「あんまり安価すぎるものは、どこかにひずみがでるなぁ」とも思うところです……ちょうどこの記事を書いているタイミングですと「てるみくらぶ」なる旅行会社さんが、色々と、本当に色々と、あったようですし。

そんなこんなをかんがみながら、身体と懐の「よいバランス」な落としどころ、を探していけるとよいのかなぁ、と思っています。